「女性の告白」そんなに触られたかったんだ?②
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「続き…したいんだ?」
私は頷いた。
後ろでドアの開く音がして、人の波が動きだす。
「おいで」
着いていっちゃだめだ、と頭の中ではわかってるのに体が
このままではいられなかった。
男は私を支えるようにしてゆっくり歩く。
痴漢なんて最低な人間のすることだとずっと思っていたが、
彼はそんな悪い人間には見えなかった。
人気の少ない駅だった。
駅員が見えなくなるのを待って、男子トイレに連れ込まれる。
期待と不安とが入り交じる。
今この手を振り切って逃げることもできるはずだ。
駅員に助けを求めようか…どうしよう…。
悩んでいる間に個室に押し込められしまった。
もう、後戻りはできない。
鍵を閉めると男は私を座らせた。
「随分えっちなんだね?」
「昨日は帰ってからオナニーしたの?」
「また触られたくって同じ車両に乗ったんでしょ?」
私は必死に首を横に振る。
否定できないことが恥ずかしくて、
何もかも見透かされているようで、下腹部が熱く脈打つ。
「どうしてほしいの?触ってほしいの?」
極度の緊張と羞恥で言葉が出ない。
「どうしてほしいのかちゃんと言ってごらん?」
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私は男のスーツの裾を強く掴んだ。
「……って」
「何?聞こえない」
「……さわって…くだ…さい…」
「じゃあ、自分で足開いて見せて」
半分夢を見ているようだった。
自分でスカートを捲くり、
内股気味に小さく足を広げる。
「どこを触ってほしいのか、自分で触って教えて」
男の声や口調はとても優しいのに、
従わざるをえない威圧感があった。
私は早く触れてほしくてそっと自分の指を
下着の上から這わせた。
そこはすでに濡れて敏感になっていて、
小さなため息が漏れてしまう。
恥ずかしい。見られてるのに指が勝手に動いてしまう。
「…ぁあ…はぁ…んっ…」
「いつもそうやってしてるんだ?昨日は何回イッたの?」
ふと我にかえる。
「し…てないっ」
嘘だってことは相手も気付いているだろう。
「お、ねがぃ…早くさわって…ぇ」
今まで扉に寄りかかりって
私を上から眺めていた男がようやく動く。
私の額にそっとキスをすると、全身で覆いかぶさってきた。
男の右手が下着ごしに触れると、体がびくっ、と跳ねる。
布地を通して男の指の感触が伝わってくる。
「や…ぁっ…ぁあぁぁ…っ」
すでに限界が近かった私はほんの数秒で達してしまった。
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男は私の下着を取り外し、
上も前をはだけさせられブラジャーが押し上げられる。
半裸状態にさせられた私は、潤んだ目で男を見上げた。
欲に満ちた男の目は暗く光っていて思わず恐怖を感じる。
男の指が下半身の入口をこじ開ける。
「ひ…ぁ」
ぴちゃぴちゃと淫猥な音が響く。
男は2本の指で中を激しく掻きまわす。
「ぅ、あぅ…あぁっ」
さらに男は胸に顔を寄せ、す
でに尖っている突起に吸い付いた。
「ひ…やぁあ…っ」
上と下を同時に責められ、思考が麻痺していく。
私は声を我慢することも忘れて男にしがみつき、
快感の波に耐えていた。
「たすけ…て…イッちゃ…う…よぉ」
男はさらに激しく指を抜き差しする。
足ががくがくと震え、瞬間私は大きくのけぞった。
「んあぁあ…っ」
達したばかりの体はぐったりと重く、
乱れる息が止まらない。
カチャカチャと男がベルトをはずす音が聞こえる。
見れば、男の股間はスーツの上からでも
はっきりとわかるぐらいに大きくなっていた。
眼前に男のモノが突き付けられる。
それは半端なく大きかった。
私の動揺を無視して男は、
すでに指で広げられた入口にあてがった。
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そこは充分に濡れていたが、
反則に近い大きさのそれは簡単には入らない。
「ぃやっ…そんな…の…入らな…いっ」
男は指をクリトリスに這わせた。
「ひゃ…ぅんっ」
突然もたらされた刺激に体の力が抜ける。
その瞬間を逃すまいと男は、腰をぐい、と
押し付けてきた。
男の熱く脈打つ欲望の塊が、
メリメリと音を立てるように中に侵入してくる。
「いゃああぁあ…っ」
思わずばたつかせた手が男に押さえ付けられる。
「これがほしかったんだろ?」
「ちが…っや…いたぃ…よぉ…っ」
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「ほら、もっとほしいって言えよ」
男は泣き叫ぶ私を無視してぐいぐいと
自分の欲望を押し付けてくる。
優しかった男の口調もいつの間にか
乱暴なものになっていた。
「ぃやあぁっ…苦しぃ…あっ…あっ」
押さえ込まれて抵抗できない私は
いやいやをするように首を振り、上半身を揺らす。
「こんなに濡らしてヒクつかせて、
いまさら暴れんじゃねえよ」
男と繋がっている部分が見える。
息もつけない早さで抜き差しされている。
私は今、見知らぬ男に犯されている…。
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「あ…あ…あ…ぁあああああ…っ」
裂けるような痛みまでもがやがて快感に変わり、
私は大きく腰をのけぞらせて達した。
同時に男のモノから熱い液体が迸しる。
狭く密度の濃い空間に男女の乱れた息づかいだけが響く
男はトイレットペーパーで私を優しく拭き、
乱れた着衣を元に戻す。
「よかったよ」
そう言って去っていく男の背中が見える。
今ここで起きたことが
本当に現実なのかどうかもよくわからない。
帰らなきゃ…。
そう思ったが私は座ったまましばらく動くことができなかった…。
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