「寝取られ」 男が俺の彼女の体を利用して射精・・・④
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で、ちょっとだけ覗いてみたいとかアホな考えが
浮かんでは消え、浮かんでは消え、
なんで自分の彼女の裸見るのに迷う必要があるんだとか
なんで自分の彼女が他の男のまえで裸になってんだ?
なんて基本に立ちかえってみたり、
すでにちょっとずつ狂っていたのかもしれません(笑)
本当に色々考えてました。
勝手に頭に浮かぶって感じですね。
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でもやっぱり一番考えたのは、今どんな格好なのか知りたい
てゆーか見たかったんです…。
エッチな姿をさせられている彼女の姿を
見たかったんだと思います。やっぱり狂ってましたね。
いや、そんな自分も受け入れていかなくちゃいけない
と思うんです。だから書きますね。
昨日は不思議と勃起してたなんて
曖昧な表現だけでしたけど、
俺はものすごく興奮してたと思います。
今から他の男に自分の彼女がヤラレちまう、
そのヤラレちまう舞台にコッソリと潜んでいる自分って
状況にものすごく興奮を覚えました。
これは間違いないなぁ…。自分にがっかりです。
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そんな自分の意外な一面に動揺してた、
と「今」は思いますけど、当時の俺がそんなに冷静に
自分を見つめていたかどうかはわかりません。
もう頭の中真っ白、覗こうか覗くまいか、それしか
頭になかったような気もします。
でも、俺がベッド脇に立っている彼女の
膝から上を見るには、頭をベッド下から少し出さなきゃいけ
なかったんです。俺から見えるってことは
相手からも俺が見えるって事なんです。分かりますよね?
そして目玉だけベッド下から出すことなんて
できるわけないから、片目だけ出すにしたって、
耳とかほっぺた、顔半分はベッドのしたから
出さなきゃいけないってことです。これも分かりますか?
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要するに、俺が彼女の姿を見ようと思って
顔出したときに彼女が下向いてたり
したら、あっさり見つかちゃうってことなんですよ。
当たり前ですけどね。(笑)
そう考えたら、覗いてみたいなんて
感情は一気にしぼんじゃいました。
でも、はっきりとは聞き取れなかったのですが、
男が何か言葉を発すると、
彼女は足を肩幅よりもちょっと広いくらいに
開いたんです。それまでは、内股で
モジモジしている感じだったのに、
結構大胆にガバって感じで開いたんです。
それから間もなくして、
彼女は膝をガクガク震わせながら、また喘ぎ始めました。
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しぼんでしまっていた覗いてみたいという気持ちが、
膨らむどころか爆発しました。
男は十中八九、立ったままの彼女に
指マンしているだろうと思われました。
しかもさっきとは比べものにならないほど、
手をすばやく動かしている感じが
伝わってきました。クチュクチュって音が、
すでにジュポジュポに変わってたし、
彼女の喘ぎ声もさっきとは
明らかに様子が変わっていました。
さっきの指マンはクリトリス中心に撫で回すだけで、
今回は指何本かでピストンを
繰り返しているのかもしれない、
何年も経っているのに、たった今
そんなプレイだったんだろうなぁと考えてしまった…。
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欝です。 先ほどとは違って今度は全く迷いもせず、
覗くことを決定したと思います。
体をねじり、首をねじり、
少しずつ彼女の足元に顔を寄せ、膝から太もも、
腰、腹、胸、やがて全身を見上げることができました。
このとき、よく見つからなかったなぁと今でも思います。
ベッドからずり落ち気味の毛布が、
ちょうど俺が顔をのぞかせたあたりに
あったのが功を奏したのかもしれません。
普通は他の男から自分の彼女が
指マンであんあん言わされてるシーンを
覗けてときに使う言葉が
「功を奏した」だって事が恥ずかしいです…。
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笑ってやってください。もうどうでもよくなってきました。
今でもそのときの緊張感は夢にまで見て
しまうときがあります。
場面は違うのですが、
決まって何かエッチなシーンを覗こうとしている
夢なんです。目が覚めたとき、
心臓の鼓動がとんでもないことになっています。
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「寝取られ」 男が俺の彼女の体を利用して射精・・・③
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場面は変わりまして、悪夢のような展開のベッド下です…。
ゆっくりと、しかし確実に彼女の足が開いていくんですよ。
しっかりと彼女の両足が左右に開ききってしまう頃には、
彼女は何度かイカされちゃったのかもしれません…。
凄くエッチな声出してたもん。
そうです、右か左か知らないけど、
俺の彼女はパンツの中に男から
手を入れられちゃってました。
最初はぎゅって感じで足を閉じ抵抗していました。
いや、どうだろう、
本当はおまんこいじって欲しくて仕方なかったかもね。
でも一応最初は抵抗する素振りを
見せただけかもしれないですね。
足が開いていくにつれて、声も大きくなったし、
その、なんだ、ヤラシイ音が聞こえ出すわけですよ…。
彼女は凄く濡れるんですよね。
男って誰でもそうだと思うけど、
濡れてるアソコをわざと音が出るように
クチュクチュしたくなるでしょ?
羞恥心を煽るというか、
エッチな音を聞かせてこんなに濡れてるじゃんかー
って無言のアピールみたいな(笑)
このときはマジで俺のために聞かせてくれてんのかよ?
って思うくらい ピチャピチャピチャピチャ音立てられて
指マンされちゃってましたね、俺の彼女。欝。
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足開ききってしばらくして、
喘ぎ声が一瞬止まりました。
彼女の片足が、スゥーと上のほうに
消えてすぐに降りてきた。
で、逆の足のほうにストンって水色の布切れが
落ちてきて足首あたりで
引っかかってた。パンツでした。
水色がところどころ濃く変色してました。
パンツより先に上は脱がされてしまっているのか…。
足首に引っかかってる水色のパンツ。
コレは彼女が自ら脱いだのだろうか?
それとも男に促されて脱いだ?いや、
脱ごうが脱がされようが、俺以外の男の前で
パンツ脱いじゃってることには変わりないのですけどね…。
俺とのSEXのときはいつも部屋を
薄暗くしてしてるのに、こんなに明るい部屋で、
しかも今日出会ったばかりであろう見知らぬ男に
、一体なんでこんな簡単に股を
開いて見せてしまえるのだろう?
素朴にそんな事を思っていました。
いや、見せるどころかズボズボ指突っ込まれた
あとなんですけどね…。
って感じで、「昔の俺」と「今の俺」が
ゴチャ混ぜになっていきます(笑)
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たぶんですね、当時ベッドの下で、
(自分でパンツ脱いだの?脱がされたの?どっちなの?)
(なんでそんな見知らぬ男に簡単にまんこ見せるんだよ!)
って強烈に思ってたんですよね。
それに対して今の俺が、
(そんなのどっちでもいいじゃん、
脱いだことに変わりはないんだし…プッ)
(見せるより何より、
すでに指突っ込まれてるじゃんかよ…ププッ)
って感じでツッコミをいれてるんですよ。
これは自己防衛反応なんだろうなぁ。
「もう終わったことなんだから忘れよう、
もう気にするのはやめよう」って
思考が働いて、今の俺が当時の俺を否定し
消去しようとしているのかもしれません。
なに言ってるのかわからないかもしれませんが、
まぁ俺の神経は一度完全に
崩壊してますから、異常者の戯言だと思って
サラッと流してください…。(涙)
パンツも脱ぎ、いよいよ自分の彼女が
俺以外の男とSEXしようとしている
というのに、不思議とそれを阻止しようなんて
気持ちは湧かなかったんです。
「彼女は思いとどまってくれて、
最後まではいかないんじゃないだろうか?」
なーんて、心のどこかで期待をしていたわけでもなく、
すでに別れを決意して
「他の男にヤラレちまってもいいや」、
なーんて諦めていたわけでもありません。
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ただ単に動けなかったんです。
もちろん「ベッドの下に隠れていたなんて
マヌケな姿は恥ずかしくて見せられない、
今さらこんな雰囲気の時に出て行けるか!」
って気持ちはありました。
けど、動けなかったメインの理由は、
(俺の彼女ってこんな女だったんだなぁ)って
呆気に取られていたことだと思います。
会話を聞いたのと、足くらいし
(全身もちょっとだけ見るけどね)見えてないけど、
『自分の彼女が他人からSEXまで持ち込まれてしまう過程』
ってのに遭遇して、本当に気が狂って
しまうしまうんじゃないかってくらいショックでした。
しかも、かなーりのトントン拍子、
あっさりとサクッと前戯突入ですからね…。
持ち込まれたのか持ち込んだのかわかりませんけど、
どっちでも同じです。
仮に相手が女でレズプレイに持ち込まれるのだとしても
同じショックを受けると思います。
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今まさにベッド上では、
俺の彼女が俺以外の男とSEXしようとしていて、
それから数分の後に、
俺の彼女は俺以外の男とSEXをしてしまいまして、
そのまた数分の後に、
俺の彼女と俺以外の男はSEXをし終えちゃいます。
1.これからSEXしようとしている時。
2.今まさにSEXしている時。
3.もうすでにSEXし終わってしまった時。
この3つのどれよりも、
『自分の彼女が他人から
SEXまで持ち込まれてしまう過程』
のほうが口惜しかったし、苦しかったし、
狂いそうだった。ただ純粋に嫌だった。
俺だって他の女を抱きたいと思ったことあります。
SEXしてーって思った女なんてたくさんいます。
彼女だってそんな風に他の男に対して
思ったことがあったはずです。たまたま付き合い始めたのが
俺で、だからSEXしているのも
俺ってだけなのかもしれないです。悲しい考え方ですけどね。
ただ問題はですね、SEXしたいかも、
抱きたい抱かれたいかも、って思うのは自由ですし、
実際に抱いちゃう抱かれちゃうってなるのも
仕方ないとは思うのですけど、そうなるまでの過程は
知りたくなかったってことなんです…。
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普通浮気ってのは、バレたり告白されたりして
発覚する時には終わってるものでしょ?
すでに完了しているんですよね。
彼氏や彼女は、他の人とプレイし終わっている
ってことが一般的な浮気ですよね?
ところがどっこい、俺の場合は彼女が抱かれたくて
抱かれたくてソワソワしている様子なんかも
露骨に感じてしまったのです。なんていうのか、
俺にだけ見せて欲しかった、
本来は俺にしか見せてはいけないはずの、
心を許した彼氏にしか見せないはずの、
彼女の「メス」の部分がモロ見えだったんですよね
モロ見えっていうか、モロ見せ?
もちろん俺以外の男に見せてたわけで、それに困惑したのです。
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で、ベッドの下で(´ρ`)ぽか~んと
して動けなかったということです。
彼女は足首にパンツ絡ませたまま、こちらを向きました。
つま先が俺の方向を向いたということです。
今までは男に抱っこみたいな格好でベッドに
腰を掛けていたんでしょうけど、ベッド脇に立ち上がった
ってことなんでしょうね。男の足の向きはそのままだったので
男と向かい合って真正面に立ってるって
事かもしれません。既にパンツは脱がされてるわけで
一体今どんな格好で男の前に立っているのか…、
気になって気になって仕方がなかったです。
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「寝取られ」 男が俺の彼女の体を利用して射精・・・②
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このワイン勧めたあたりから、
いたって普通の世間話から一歩進んだ雰囲気の
2人に発展してましたね。座る位置が、
今までは俺の彼女がベッドで、テーブルは
挟んで男がアグラって感じでしたけど、
ワイン飲み始めたあたりからは、男もベッド
に腰かけてましたからね。二人の足が並んで、すぐ俺の側にあったんですよ。
ふくらはぎから下だけね…。
最初の座り位置を考えますと、 彼女ベッドに腰掛けスタイル、
男はテーブル挟んでアグラって位置関係。
コレはどう考えてもパンツもろですよね。
ミニスカでしたし。彼女は結構 無防備に足とか開いてましたしね。そう、
足だけは見えてますからね俺には。
で、ワインを彼女が取りに行っている間、
男はおもむろにベッドに場所移動し、 タバコをふかし始めました。
ZIPPOライターの音がしましたからね。
テーブルにポイっと投げ捨てるような感じで
置かれたZIPPOを見て唖然としましたよ。
俺のZIPPOやんけ。なに勝手に使ってんだよ
このクソ野郎、アキレス腱切ってやろうか?
なんて、思ってました。ベッドの下でね…。
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まぁ、今考えると、
「パンツ見られるくらいなんだっつーんだよ、
今からパンツどころか おっぱい丸出し、
パンツも脱がされ、見られるどころか挿入さ!」
って感じなんですけどね…。
激しく欝ですね。
で、俺の彼女はワイン持って戻ってきました。
しかも持ってきたワイングラスは
一度もまだ使ったことがない、ちょっと高価なグラスです
ムカツキ度UP。補足しますと
テーブルはガラスのテーブルであり、
透明なわけで、上に置いてあるZIPPO、灰皿、グラスは
下からでも見えるわけです。つまりベッド下にいる俺にも、
テーブルの上に置いてあるものは見えるということです。
彼女はベッドに腰掛けてる男を警戒して
テーブル挟んで向こう側に座る、なんてことはまったくなく
さも当たり前のように二人の足は並んで落ち着きました。
まぁこの時点で、ベッドの下は全くの死角となったわけで、
俺はなんとなく安心したわけです。
それでですね、2人はワインを飲み始めたわけです。
俺はワインなんて赤か白しか見分けられないような
どん臭い男なんで、男が訳のわからないウンチク語り始め
それに対して彼女が「なるほどねぇ」なんて
尊敬の念を込めたような相槌を打った時、
心の底から嫉妬しました。
でもまぁ死角に入ったせいなのか、冷
静に今の自分の状況を見極めようとする
気持ちも湧いてきて、色々なことを考えました。
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まず第一に、今何時なんだろう?
というしょーもないことが頭に浮かびました。
いや、コレは結構大事なんですよ。
だって俺と彼女は借りてるアパートは別だけど
半同棲状態だったわけですからね。
どうしていつ俺が訪ねてくるかどうかも分からない状況で
他の男とワインを飲んでいられるのか?
そういった疑問に繋がるわけです。
落ちてた腕時計に手を伸ばし、時刻を確認すると
午前1時半過ぎでした。俺が部屋に来たの
が八時頃、少なくとも俺は四時間以上
寝てしまった計算でした。
ということは、俺が寝ていた4時間以上を
彼女はこの男と過ごし、この部屋に
辿りついた訳です。携帯を胸ポケットから取り出し、
着信を調べると、不在着信3回、
無言の留守電が一件でした。全部彼女でした。
当時は携帯メールなんて
あんまり普及していなかったので、
届いていたのはショートメールでした。
この話はやっと漢字でショートメールを
送れるようになった頃の出来事なのです。
「偶然中学の同級生と会って飲んでます。
飲み明かすかも。もちろん女友達だけですから
安心してね。(ハート」
「明日、両親来るかもしれないから、
私のアパートには居ないほうがいいよ」
なんてショートメールが2回に分けて
送ってきてありました。
時間は午後9:25と9:33だったので、
ずいぶんと早い時間帯から、この男を
部屋に連れてきちゃおうかなぁ
という気持ちが読み取れました。だってそうでしょう、
親が来るかもしれないから部屋に居るなって
牽制したのはコイツを連れ込むために
決まってるじゃないですか…。
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この時点で、俺は彼女とは別れようと
決めていたと思います。
「今日は本当にゴメンね。今夜は会社に泊まります。
もう少ししたら仮眠室で寝れるかもしれません。
おやすみね。」
と、くだらないショートメールをベッド下から
送信し終えた後、電源を切りました。
もしかしたら返事来るかもしれないと思ったからです。
ベッド下でブルブルバイブを
鳴らすわけにはいかなかったのです。
でも、考えすぎでした。彼女の携帯はテーブルの上で
俺からの最後のショートメールを受け取るために
ブルブル鳴ったあと、
返事のメールを打ち込まれることなく、
元の場所に静かに置かれたのです。
「誰からだった?」男の無粋な質問に彼女は
「ん、友達っ」と無邪気に答えました。
これで俺が今夜この部屋に訪れることはなくなったという、
彼女にとっては非常に好都合な設定が
完成してしまいました。男にとってはもっと
好都合だったのかもしれませんけどね。
「さっきまで一緒に飲んでた真紀(仮名)ちゃん?」
と男は質問。
「そうそう真紀。明日起こしてくれってメル来たの」
と嘘をつく彼女。
会話から察するに、男2女2で飲んでいて、
最終的には2:2に別れたらしい。
「なーんだ、じゃ起こさなきゃいけない
陽子ちゃん(仮名。俺の彼女)も
早く寝なくちゃだめじゃん?」
男の声が気のせいかイヤラシさを増したような…。
「だいじょぶ、だいじょぶ、私は平気。
ワイン飲むと元気出てくるんだよね(笑)」
彼女は、俺からのショートメールで加速度的に
この男と供に一夜を過ごす方向へと
傾き始めたみたいだった。
俺、このへんですでにはちきれんばかりに
勃起してたと思います…(涙)
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ショートメール受信後の彼女は、
憑き物が取れたみたいに喋りまくって
ましたよ。そりゃぁもうTalk&Talk、
盛り上がるわ盛り上がるわ。
さすがに2人王様ゲームなんてアホな展開はなかったけど
徐々にトークの内容もエロさ爆発していきました。
「なんかの映画で見たんだけど、
口移しでワイン飲ませてたんだよね。
ああいうの憧れるときあるなぁ。
私ってやばいぃ?(笑)」
なんて流れから始まって、
それを2人が実行に移すまで30秒かかんなかったと思います。
「そんなにヤバクないっしょ?目つぶってみ。」
なーんて軽いノリで男が喋ったあと、
男の足が一本ベッド下から見えなくなりました。
と同時に、心なしか彼女の足がより
男のほうへと向いたような気がします。
ここらあたりからは、
俺も実際に見たわけではないので、俺のたどたどしい
説明で、皆さんオリジナルのベッドの上の状況を
想像していってくださいね(笑)
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しばらく無言が続いたかと思うと、
「どう?」なんて男の声。
「わかんなーい」
なんて彼女の声も続けざまに聞こえてきた。
「じゃ、も一回ね」「うん」
なんて嬉々としたヤリトリが始まってしまっているのです。
当時の俺は一体どんな気持ちだったのだろう?
チンポ立ってるくせに、
悔しさいっぱいだったのかなぁ。我ながらアホだなぁ。
チュパ、チュ、チュッ、なんて音が聞こえ始め、
明らかにキスしてるんだなぁ
って感じでしたね。つーか、ワイン口移しの時点で
彼女の唇は俺の知らないどっかの男に奪
われてしまっていた訳ですが、
唇を吸われている音がするまで
そういう実感が湧かなかったです。
もうワイン口移しなんて名目はそっちのけで
キスしてんじゃんか…なんて俺が
考える頃には、男の舌が俺の彼女の口の中を這い回り、
彼女もそれを嫌がることなく
受け止め吸ったりしていたんだろうと思います。
ベッド下から見える足の位置は、もうどう考えても、
二人は抱き合っている
んだろうなぁって感じのの距離まで近づいています。
相変わらず、男の足は一本見当たりません。左足です。
おそらく左足で彼女を支えるような抱っこスタイルで
キスしてるんでしょうね。
で、右手ははそろそろ彼女のおっぱいを
揉んでる頃でしょうか。彼女が時折、声にならない声、
吐息ってやつですか、
そんなの漏らすようになってましたから。
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彼女の胸はCカップでしたけど、
体は全体的に華奢な感じだったので
おっぱいは体の線の細さに比べて、
非常にボリュームがありました。
当時、「私脱いだら凄いんです」
ってCM流行ってたんですけど、
初めて彼女を裸にした時の印象がそんなかんじでしたね。
おお、意外に
胸あるんじゃんかーと俺も思ったんだけど、
ベッド上で見知らぬ男も
「色白いねぇ、つーかすっごい綺麗。いい感じ。」
などと明らかにおっぱいに対する感想を述べていました。
欝でしょ?
どんな風に俺以外の男におっぱい見せたんでしょうねぇ。
その日は ベージュみたいなセーター着てたんですよね。
玄関先でブーツ脱がされてる時に
チラッと見えただけですけど、
あれは確かタートルネックのニットセーター
だったと思うんです。だから絶対に、
襟元ではなくお腹のほうから男の手の
侵入を許したんだと思うんです。
その時点ではまだ脱がされてはいないと思うので、
セーターもキャミソール?
(着てたかは謎ですけど)もブラも捲り上げられ、
ずらされちゃってたんでしょうねぇ。
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こういう考えなくてもいいような余計なことを
何度想像して欝になったことか…。
どんな表情で乳揉まれたんだろう? とかね…。
激しく欝でしょう?
やがて聞こえてきましたよ。
唇を吸うのとはちょっと違う「チュパっ」って音がね。
同時に「あん」とか「はぁん」とかって声もね。
俺の彼女はね、乳首がものすごく感じちゃうんですよ。
たぶん俺の愛撫テクが凄いとかそんなんじゃなく、
あの娘の乳首は相手が誰だろうと、
どんな責め方だろうと、
メチャメチャ反応するようにできてる
んだろうね。薄々勘付いてたよ、
彼女は相手が痴漢だろうと乳首責められたら
まともに抵抗すらできないだろうな、
絶対に相手が俺じゃなくても感じちゃう
だろうなってね。
そんな俺の推測を見事なまでにベッドの上で
彼女は証明してくれてましたよ。
おそらく今日会ったばかりの、
彼女の性感帯なんて把握しているはずもない男に
乳首を吸われ、軽く歯を立てられ、
しつこくしつこく愛撫され、あんあんあんあん
喘いでましたよ。
おそらく乳首コリコリ立ちっぱなしだったろうなぁ…。
はい、キスもされちゃいました、もちろんディープさ。
そりゃあ、おっぱいもいじられちゃってますよ、
乳首中心だっつーの。
彼女の喘ぎ声聞きながら、
当時の俺はベッドの下で涙流してましたよ。
本当に不思議なんだけど、
コレまでにないくらいの勃起しながらね。本当に不思議。
で、ふと気付くと、彼女の足を挟むようにして男
の足が両脇に出現したわけです。
どういう体勢か分かりますよね、
男は後ろから彼女を抱いてるわけです。
抱いている っていうか、
後ろから両手でおぱーい揉みまくりでしょうかねぇ。
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後ろに回り込んだら、片腕で彼女を支えなくてもいいから、
両手は自由でしょう。
おぱーい揉みまくったでしょう、乳首つまんだり、
引っ張ったり、今日出会った
ばかりの女のおっぱい触り放題弄り放題だったら
さぞかし楽しかったでしょうねぇ。
食事誘って酒飲んで、女の家まで送ってきてワイン飲んで、
さぁSEX。
ほんと簡単にやらせる女で、
ラッキーってな感じだったでしょうねぇ。
男に最初からその気があったのかどうかは
全く知る由もないけど、女のほうは9:30前後に
ヤル気満々でしたからね。夢のような展開ですねぇ。
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当時付き合っていた彼女と食事に行く約束をしていました。
待ち合わせの時間を気にしつつ、
仕事を片付けていると、
終業時間まであと少しというところで、トラブル発生。
泣く泣く彼女に約束キャンセルの電話をしました。
その当時は本当に忙しく、立て続けにドタキャンばかり
してしまっていたので、その日も凄く彼女に怒られました。
すでに怒りを通り越して、こんな俺と付き合っている自分を
心底哀れんでいるような、
そんな呆れた感じの声で「またね」と言われました。
「また」なんて機会は無いのかもなぁ~なんて
考えが一瞬脳裏によぎったのをハッキリと覚えています。
と、最初からこんな感じで書いてしまうと、
もともと彼女とはうまくいってなかったんじゃないの?
的なイメージになってしまいますね。
実はそんなことはなくて、
当時付き合い始めてすでに丸4年。
大学のサークルで知り合った
2つ年下の本当に可愛い娘でした。
喧嘩はよくしていましたが、仲直りするのも早くて、
仲間内では結婚秒読みじゃん!なんて言われていました。
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本当に彼女を愛していましたし、
彼女も愛していてくれていたと思います。
で、本題に戻りますけど、
その時起こった仕事のトラブルは
簡単に解決してしまうわけなんです。
でも、待機時間ばかりが長くて、すぐに彼女に連絡とって
「待ち合わせやり直し」ができるほど
早く片付いたわけではなかったのです。
プリプリ怒っている彼女に連絡するのも気が引けたし、
どうしようかなぁーって思ったんですけど、
彼女の部屋に行ってみることにしました。
それぞれのアパートを借りて住んでいましたが、
お互いに合い鍵を渡してあり、
どっちかがどっちかのアパートに
入り浸っているって感じでした。
彼女の部屋は電気が消えてて明らかに留守でしたが、
まぁすぐ帰ってくるだろうと思って、
合い鍵を使って部屋に入りました。
もしかして俺のアパートに
行ってたりして?とも思いましたが、
先ほどの電話で最後に、
「いいよ家帰ってひとりでワインでも飲みますよ」
とちょっとキレ気味で言ってたのを思い出しました。
貰い物の美味しいワイン
があるんだと前々から言ってたので、
帰るとすれば自分のアパートに間違いないだろう
なんて勝手に納得して、
彼女のベッドにゴロンと横になりました。
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ま、ちょっと仮眠程度なんて思いつつテレビだけつけて
部屋の電気を消したわけなんですが、
仕事の疲れが溜まっていたせいか
速攻で眠りに落ちてしまい気づいたときには
テレビは放送終了砂嵐状態でした。
あ?一体何時なんだ…、
アイツはまだ帰ってないのかなんて思いながら
時間を確認しようと思ったのですが、
寝るときにはずしたはずの腕時計が見当たらなかったんです
どこに置いたっけなぁなんて眠い目を擦りながら
探していると、アパートの階段をカツンカツンと
誰かが登ってくる音が聞こえてきました。
「結婚したら新築のマンション探そう」って、
口癖のように言ってた彼女でした。
彼女のアパートは内装は改築されてまぁまぁだったのですが
外観はボロボロでいかにも取り壊しを待ってます
って感じだったんです
女性が深夜にヒールの高い靴なんて履いて階段昇ってきたら、
まだ一段目に足を掛けただけだったとしても、
二階の住人にまで足音が響くほどでした。
足音の雰囲気で、彼女だなぁ~とは思ったのですが、
いつものように右左と几帳面にリズムを刻むわけではなく、
ダラダラとした足取りでした。
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玄関のドアに足音が近づいてくるにつれて、
彼女がかなり酔っ払っているんだと
いうことに気付きました。話し声から察するに、
誰かに寄り添われて送られてきた
って感じです。もちろん相手は男でした。
「鍵、鍵。ほら鍵出しなってば」みたいな男の低い声と
「あははぁ」なんて笑ってる俺の彼女の対照的な声が
すぐそこまで聞こえてきた時、
俺の緊張はピークに達しました。
どうしたらいいのか全く分からずテンパってしまい、
とりあえずテレビ消して
馬鹿な俺はベッドの下に潜り込んでしまったんです。
小さい頃からあわてん坊 とは言われてましたけど、
自分でも本当にそうなんだなぁと思った瞬間でした。
ベッドの下に腕時計落ちてました。
あ、ベッド脇から落ちたんだなぁ、見つかって良かったなぁ
なんて喜んでる場合では無かったですよ、マジで。
当然送ってきただけですぐ帰るんだろ?
って思ってた男が、部屋の中まで入って
きて、くつろぎ始めたんですから。
いや、明らかに俺の彼女が招き入れたって感じでした。
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鍵はとりあえずいつも掛けるようにしてたんで、
その夜も掛けてました。
どう考えても彼女が鍵を開けようとしてるんじゃないな、
って感じの多少強引な開け方でド
サッと倒れこむように彼女が入ってきました。
「おいおい、靴っ、靴!」なんて男の声が聞こえて、
またしても俺の彼女は
「あははぁ」なんて笑ってました。
わずかな隙間から玄関先に目をやると、
体育座りの彼女が、男から靴紐を解いてもらっていました
ヒールの高いブーツみたいなもん履いてたみたいです。
俺の彼女はミニスカだというのに、
パンツ見えないようになんて警戒する様子も全くなく、
男はパンツ見放題だったと思います。
靴を脱がせてもらった彼女は、
コートまで脱がせてもらって、
「脱ぎ脱ぎしましたぁ~」
なんて甘えた声を出しながら
こっちの部屋にやってきました。
俺が隠れてるベッドがある部屋ですね。
隠れてるって言うか
隠れてたつもりはなかったんですけど、
結果的にはねぇ…欝。で、部屋が明るくなって、
いよいよ俺は緊張で馬鹿みたいに震えていました。
つーか、俺が今までベッドで寝てた形跡とか、
部屋で過ごしてた痕跡とか残ってんだろー?
とか思ったんですけど、彼女の部屋に来て、唯一身から
はずしたのは腕時計で、その腕時計は
ベッド下に落ちてたわけなんです。
俺はスーツ姿でそのまま速攻眠ってしまい、
スーツ姿で今度はベッド下ですよ。
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タバコも吸ってないし、
脱いだ靴のほかにも俺の靴はいくつか彼女の玄関に
あるので、本当に俺がいた形跡は
その部屋にはなかったのかもしれません。
形跡どころか、ベッド下では気配すらも
消そうとしてる俺がいたんですけどね。
笑えますね。悲しいことに笑えますよ、
今となっては。息とか必死に止めようと
していたかもしれないですよ(笑)
笑えないや、やっぱし…。
で、しばらくたわいもない会話が
繰り広げられてましたよ。2人は同い年だそうで
さぞかし共通の話題があったんでしょうねぇ、
酔った勢いも手伝ってか、
俺といる時よりも楽しそうでしたよ…。
もちろん姿は見えませんよ、足しかね。
声のトーンや口調で
判断ですよ。やがて、足も見えなくなり、
声と言う声も聞こえなくなるんですけどね。
なぜって?2人ともベッド上に移動して、
声っつーか喘ぎ声と、
ヤラシイ音しか聞こえなくなるからですよ。
あー、超ムカツク。だいたい想像つくでしょうけど、
そう、その通り!俺がベッド下にいるとも
知らずに、俺の彼女は他の男に抱かれるわけですよ。
すごいでしょ?そりゃ髪の毛抜けるでしょ?
一晩で抜けたんですよ、髪の毛が。信じられますか?
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で、俺は自分の彼女が他の男に
抱かれるのをベッドの下でずーと聞いてた
男なわけなんです。結論から言ってしまうとね。
俺が吐き出したい色んなムカツクことが、
もっとたくさんあるんですけど
書いてもいいですか?まじでブルーになりますよ?
ハァハァもするかもしれません。
俺自身が、ベッド下でチンポ立ちっ放しでしたからね、
不思議なことに。
いや、ここは決して笑うとこじゃないですよ。
まず彼女はですね、電話で言ってた
「貰い物の美味しいワイン」
ってやつを男に勧めちゃってましたよ。
俺と飲むはずだったのにね。実際俺と飲む機会がきたら
どうするつもりだっただろう?
「友達と飲んじゃった」とか言うつもりだったのか
なぁ。それともテキトーなワイン買ってきて
俺に飲ませるつもりだったのかなぁ。
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千春は何も言わなかった。
「悲しいけど高平という男が羨ましかった。」
「高平とSEXするお前を見て、
何度もオナニーしたよ。恥ずかしいけどな?
今度高平に会ったらそう伝えてくれ。」
私は精一杯こみ上げる涙をこらえた。
最後に言わなければならない事があった。
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「別れよう千春」
千春が下を向いたまま激しく頭を横に振った。
「俺はこの結論を出すまで、本当に悩んだよ。
死ぬほど悩んでも答えが出ないくらい千春が好きだ。」
涙声になってしまった。
「私は・・」
「何も言うな」
何か言おうとした千春を制した。
いい訳は聞きたくなかった。
千春のいい訳を聞いたら、
又元に戻ってしまいそうだった。
「私は別れたくない・・別れない・・別れない・・・」
私は何も言わなかった。
千春はまるで念仏でも唱えるように
その言葉を繰り返していた。
「送っていくよ千春。荷物は後で送る。」
しばらく千春はその場を動かなかった。
私も何も言わなかった。
そして再び私が千春に話しかけようとした時、
今度は千春がそれを制した。
「いい。1人で帰れる・・」
千春は周りに散乱した磁気テープをかき集めると、
自分のバッグへしまい込んだ。
千春が玄関へ向かった。
私は振り向かなかった。
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やがてドアノブの乾いた金属音が部屋中に響いた。
「良ちゃんが好き。死ぬほど好き。」
千春はそう言葉を残し、部屋を後にした。
千春から”好き”という言葉を聞いたのは
交際してから初めてだった。
そして皮肉にもこれが千春の最後の言葉だった
千春との”別れ”を選んだ私の判断は間違っていなかった
それなのに・・・
その日玄関のドアを開けると、
そこに大きな荷物を抱えた千春が立っていた。
胸が締め付けられた。理解出来なかった。
なぜ千春がここにいるのだ。
「良ちゃ・・」
「何でここが解った!?」
「良ちゃんのお父さんに聞きました・・・」
実家には新しい住所は
誰にも教えるなと言っておいた筈だ。
「突然押しかけてごめんさい。でもこうするしか・・」
「何しに来た?」
千春がうつむいた。
そして何か思いついたかのように、
その場にしゃがみ込み、
ボストンバックの中から何かを取り出した。
「これ・・あの次の日良ちゃん誕生日だったでしょ?
あの時渡しそびれちゃったから・・・」
千春と別れた翌日は、確かに私の誕生日だった。
「こんな事の為にわざわざここまで来たのか?」
酷く残酷な事を言ってるのは解っていた。
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再び千春がうつむいた。
「入れよ」
中に入ると千春はその場に座りながら
部屋の周りを見回していた。
この部屋には千春との思い出の品は何も置いてない。
写真はもちろん、千春のコップや、千春の歯ブラシ。
千春に選んでもらったクッションも、上京した当時に実家から持ってきた
センスの無い座布団に変わっていた。
あれから間もなく千春は
以前勤めていた会社を辞めたという。
高平との事はこの時あえて聞かなかった。
「良ちゃんは元気だった?」
「ああ。新しい彼女が出来た。」
千春に嘘をついた。
「そう・・・どんな人?」
「そうだな・・・千春とは違うタイプだな。
でも好きなんだ。だから・・解るよな?」
これで千春が帰ってくれると思った。
しかし、千春の返答は私にとって予想外だった。
「私は2番でもいい・・2番目でいいから・・」
「お前とは別れただろう?
もうそういう事言うな。」
「私は別れるなんて言ってない。
別れるって言ったのは良ちゃんだけ。」
「黙れ」
「でも一緒に居れるなら2番でいい・・だから・・」
「俺はそういう付き合い方はできない。
俺はお前と違う。」
「私は良ちゃんの事一度だって
2番だなんて思ったこと無い!!」
「ふざけるなっ!!!」
珍しく大声を上げた。
千春が驚いてとっさに目をつぶった。
「高平とはどうなった?」
自分でも一番思い出したくない名前を口にした。
しかし、一番気になる事だった。
「その名前は言わないで・・」
「会っているのか?」
「会ってない!あれから一度も会ってないよ!信じて!」
「別れたと言う意味か?
まあ今となっちゃあどうでもいいよ。」
千春がうつむいた。傷ついてる筈だ。
しかし早くこの部屋から出て行ってもらいたかった。
そうしないと千春を押し倒してしまいそうだった。
そして以前の自分に戻ってしまいそうだった。
追い討ちをかけるように私はさらに千春を傷つける。
自分でも信じられない程、残酷な言葉を投げつけた。
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「千春・・・」
千春が顔を上げる。
「高平の前でした事を俺の目の前でもやって見ろ。」
千春が驚いた顔をした。そしてすぐにうつむいた。
「俺の前では出来ないか千春?やっぱり俺じゃ駄目か?」
千春はしばらくうつむいたままだった。
ひざの上でこぶしを握り締めていた。
その拳の上に涙が落ちていた。
千春が涙を拭いた。
そして千春はゆっくりとブラウスのボタンを外していった
千春が下着姿になった。
こうして見ると随分と痩せたようだ。
千春は下着姿のまましばらくうつむいたままだった。
「良ちゃん・・・」
「何だ?」
「・・・ビデオ・・見た時どう思った・・?」
「前にも言っただろう。」
「軽蔑した・・?」
「当たり前だろう!」
しばらくして千春が顔を上げた。
千春はその大きな瞳にいっぱいの涙を浮かべ、
私を見つめていた。
そしてふいに強がりのような笑顔を見せた。
「良ちゃんの目の前で(ビデオと)同じ事したらうれしい?」
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